祐生出会いの館

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  • 企画展 2022.02.14

耳をすませて~澤下由里写真展

澤下由里氏は南部町在住の写真家です。幼少時は、金畑實氏主宰の「からす会」で油彩及びデッサンを学びました。

島根大学教育学部在学中に特別講義で植田正治氏の指導を受けたことから、1987年(昭和62)植田氏の主宰する「ペンタックスファミリー山陰支部」に入会しました。暗室でのモノクロ写真の面白さを知り、熱中しました。一時子育てで写真から離れましたが、2007年(平成19)NHK写真教室で渡里彰造氏の指導を受け、デジタルカメラによる作品作りを始めました。2009年(平成21)第49回米子市展において市展賞を受けて以来、各展覧会で入賞を続けています。

澤下氏の作品には、日常の生活の中に存在する思いがけない場面が切り取られています。日頃から「人の匂いのする場所や物」に関心を持ち、感性を磨いているからこそ到達できる境地です。

2014年(平成26)からは、普段の顔から「役者の顔」になる瞬間に魅了されて、法勝寺歌舞伎の出演者を取り続けています。法勝寺歌舞伎作品は、第60回県展賞、日本カメラ2016年6月号組み写真の部で金賞を受賞しました。現在は、「二科会写真部鳥取支部」「ペンタックスリコーファミリークラブ山陰支部」に在籍して、気鋭の写真家に交じって研鑽に余念がありません。

芸術としての写真制作の技術を基礎から学び、各展覧会で高い評価を得ている澤下由里作品から、人の温もりを感じていただければ幸いです。

・受賞歴

2009年(平成21) 第49回米子市展 市展賞

2011年(平成23) 第51回米子市展 市展賞

2014年(平成26) 第61回鳥取県勤労者美術展 県知事賞

2016年(平成28) 第60回鳥取県展 県展賞

2017年(平成29) 第65回二科展 入賞

2018年(平成30) 第62回鳥取県展 県展賞

・写真歴

二科展 入賞1回、入選3回

鳥取県展無鑑査、米子市展無鑑査

植田正治写真美術館フォトコンテスト優秀賞

カメラ雑誌入賞4回・入選14回

北東アジア地方政府サミット出展(韓国江原道/モンゴルウランバートル/鳥取県)

■展示総数 61点

・昔語り 5点

・耳をすませて 3点

・海岸通り 1点

・覗いた世界 3点

・晩夏 4点

ほか

*とっとり県民カレッジ連携講座*

【開催期間】  令和4年2月12日(土)~4月18日(月)

【開催場所】  南部町祐生出会いの館 第5展示室

【開館時間】  9:00~17:00

【休館日】   火曜日

【入館料】   一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料

※( )は15名以上の団体料金

※身障手帳所持者と介護者1名無料

【問い合わせ】

「情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション」

南部町祐生出会いの館(緑水湖畔)

〒683-0343 鳥取県西伯郡南部町下中谷1008

TEL/FAX:0859-66-4755

e-mail:yusei_museum@yahoo.co.jp

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