- 企画展 2025.10.15
「ラジオ100年ーラジオ放送の始期展」
1895年(明治28)、イタリアのマルコーによって遠距離の無線通信が可能とされて以来、特に第一次世界大戦の1914~1918年(大正3~7)に無線通信・電話は急速に発展しました。一般公衆を対象としたラジオ放送は、1920年(大正9)米国大統領の演説といわれいます。次いで1921年(大正10)からヨーロッパ各国で開局されていきました。
日本では、1925年(大正14)3月22日、社団法人東京放送局が東京芝浦の仮放送所で試験放送を行い、7月12日から愛宕山で本放送が開始されました。続いて6月1日に大阪放送局、7月15日に名古屋放送局が放送を開始しました。翌1926年(大正15)8月6日、ラジオ放送を重視した政府の強い勧奨を受けて、東京・大阪・名古屋の三局は合併して社団法人日本放送協会を設立しました。政府は他に放送局の設立を認めなかったので、1950年(昭和25)の放送法施行まで唯一の独占放送機関となりました。
一方、祐生は名古屋放送局(JOCK)職員で多能趣味の浜島静波氏と親密な交流をしていたので、浜島氏から送られてくる資料からラジオに関心を強めたと思われます。
板祐生の収集資料による今回の展示から、ラジオ放送黎明期に思いを致していただければ幸いです。
展示総数 203点(ポスター、絵葉書、週刊誌、新聞等)
※とっとり県民カレッジ連携講座
【開催場所】南部町 祐生出会いの館
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】火曜日
【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
※身障手帳所持者と介護者1名無料
【お問合せ】
情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション
南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)
〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008
TEL/FAX 0859-66-4755
E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp
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