- 企画展 2021.08.30
「布遊び三人展」馬壁裕子(パッチワーク) 明里美也子(ちりめん細工) 吉田民江(古布リメイク)
当館では、毎年秋に山陰で活躍されている布細工手仕事の作家の作品を紹介しています。今年は、鳥取県中部地区を中心に活動している三人の作家の協力をいただきました。
馬壁裕子氏は、仕事と子育てのかたわら手芸教室に通いながら、パッチワークの通信教育も受けて修了証書を得ました。その後、教室を開き、本格的な創作活動に入りました。転機は、日本手芸協会の講師科を受講した際にアメリカンパッチワークになじめず思い悩んでいた時、和洋折衷のパッチワークに出会い、自らの進むべき方向を決めました。二年間、月一回福岡に通って中村加代子氏の指導を受け、新境地を開拓することができました。現在、各種キルトコンテストで挑戦を続け、腕をみがいています。
明里美也子氏は、母親が洋裁をしていたので、子供のころから見て育ちました。子育てが終わってから針仕事を始めました。特に師事せず、人の作品を見たり、本を参考にしたりして作品を作ってきました。いつの間にか立体を平面の型紙に描けるようになりました。馬壁氏と出会い、ちりめん細工の教室を開くことになり、もう二十年以上になります。
吉田民江氏は、小学校4年生の時に母親のスカートから妹の服を作り、裁縫の面白さを知りました。結婚した時夫の実家で絣の布団を出され、何とも言えない感触を得ました。また、夫が病床にあった時、元気になったら絣収集を一緒にしようと言ってくれていたので、古布リメイクの後押しをしてくれているように感じています。
この度の展示は、三人とも極める分野は異なりますが、それぞれの特技が遺憾なく発揮されています。ぜひこの機会に、幅広い布遊びのおもしろさをお楽しみください。
<展示総数 151点>
・馬壁裕子 37点
パッチワーク 25点、バッグ 11点、まり 1点
・明里美也子 94点
人形等 65点、額 8点、短冊 5点、羽子板 12点、薬玉 4点
・吉田民江 20点
古布リメイク 17点、バッグ3点
*とっとり県民カッレジ連携講座
【開催期間】 令和3年8月28日(土)~9月27日(月)
【開催場所】 南部町祐生出会いの館 第5展示室
【開館時間】 9:00~17:00
【休館日】 毎週火曜日
【入館料】 一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
※身障手帳所持者と介護者1名無料
【お問合せ】 南部町祐生出会いの館(緑水湖畔)
〒683-0343 鳥取県西伯郡南部町下中谷1008
TEL/FAX:0859-66-4755
E-mail:yusei_museum@yahoo.co.jp
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