- 企画展 2024.08.05
「清風が湧くー扇子・うちわ展」
1932年(昭和7)9月、祐生は、私家本富士乃屋草紙大三五号のうちわ特集の『柳もやう』を発刊しました。祐生は、大阪柳屋の三好米吉氏から新作うちわをいただいただけでなく、京都嶋原角屋うちわや忠臣蔵で知られた京都祇園一力のうちわ、竹久夢二原画のうちわなどの恵贈を受け、特集号発刊を思い立ちました。『柳もやう』には、高松市のうちわ作家札野都堂(愛三郎)氏に対しても持論を述べ、うちわ絵はうちわに精通した人に描いて貰うべきで、脱線した新型を求めるべきではなく日本趣味の枠を外れないようにしたいと評論しています。
収集家板祐生としては、1927年(昭和2)東西合同歌舞伎が米子朝日座で公演した際の中村扇雀、実川延若(河内屋)の配りうちわや、棟方志功などの著名な画家による原画、地元の持田稲香、板祐生自作のものもあります。
一般に商店の広告うちわは生活の中に存在して重宝しているが、さらに清風の湧く祐生収集の扇子・うちわを楽しんでいただけたら幸いです。
展示総数 184点(扇子40点、うちわ144点)
※とっとり県民カレッジ連携講座
【開催場所】南部町 祐生出会いの館
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】火曜日
【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
※身障手帳所持者と介護者1名無料
【お問合せ】
情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション
南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)
〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008
TEL/FAX 0859-66-4755
E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp
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