- 企画展 2024.06.12
「祐生コレクションー楽しむ浮世絵展」
江戸時代、江戸には歌舞伎、雑芸、俗文学など多様な文化が発展し、花柳界も繁栄しました。このような状況の中、劇場や遊里、市中の賑わいなどを描く絵画の需要が盛んでした。これに応じる出版業者が輩出し、さらに絵画の大衆化の方法として木版による印刷が普及し、1765年(明和2)に多色刷りが完成されました。祐生収集の浮世絵のほとんどが歌舞伎の役者絵であることからも、大量に出版されていたことが想像できます。
江戸時代に発達した浮世絵は明治時代になっても珍重され、祐生収集のものも傷んだものには裏打ちがされています。明治になってからの浮世絵は、画題がそれまでの役者絵や風景画から近代日本の姿も登場し、雰囲気を一新しました。
残された浮世絵からは、木版にかわって輸入された西洋近代印刷技術に人々の関心が向かう中、伝統的な良いものを後世に伝えようとした祐生の基本姿勢を見る思いです。
祐生収集の浮世絵から、江戸時代、明治時代を生きた人々の気持ちになって、楽しんでいただければ幸いです。
展示総数 129点
※とっとり県民カレッジ連携講座
【開催場所】南部町 祐生出会いの館
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】火曜日
【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
※身障手帳所持者と介護者1名無料
【お問合せ】
情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション
南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)
〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008
TEL/FAX 0859-66-4755
E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp
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