祐生出会いの館

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  • 企画展 2025.02.26

特別展「文芸の小径碑を書くー米子地区書道連盟展」

 

1971年(昭和46)から1987年(平成元)、18年の歳月と123億円を投じた県営多目的の賀祥ダムは公募により緑水湖と命名されました。

豊かな自然と文化の調和を図り、香り高い文化のまちづくりの一環として、湖畔に文芸の小径は作られました。本町出身で当時県知事の西尾邑次氏の「百花為誰開」にはじまり、詩、漢詩、短歌、俳句、川柳、里謡、教訓等々、旧西伯町内外の方々の作品を刻んだ碑111基が建てられました。しかし、建碑から37年がたち、多くの関係者が物故されている今日、文芸の小径への関心は薄れつつあります。

そこで、当館では米子地区書道連盟の御協力を得て、加入12団体の会員各位に碑文をテーマとした作品をお作りいただきました。各自が好みの碑文の内容を想像解釈して表現されており、いずれの作品も実に伸びやかな芸術作品となっています。書道展ではありますが、通常の展覧会とは違い、碑文をもとに多面的な見どころのある愉快な展示となりました。これにより、ダム湖周辺の散策を楽しむ「文芸の小径」が再認識され、水と緑に囲まれたダム湖周辺の花鳥諷詠の世界を楽しむ「文化香る」地域を願った先人の志が顕彰されることを期待しています。

春の息吹を体感し、緑水湖畔に咲き競う桜の季節の中で、文芸の小径碑文をご鑑賞いただければ幸いです。

展示総数 60点

※とっとり県民カレッジ連携講座

【開催場所】南部町 祐生出会いの館

【開館時間】9:00~17:00

【休館日】火曜日

【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料

※( )は15名以上の団体料金

※身障手帳所持者と介護者1名無料

【お問合せ】

情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション

南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)

〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008

TEL/FAX 0859-66-4755

E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp

 

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