- 企画展 2024.10.11
祐生コレクション「朝鮮(韓)半島資料展」
朝鮮(韓)半島と日本の歴史的関係は、長くかつ深いです。古代、日本は半島からの文化を享受するだけでなく、友好国の救助に出兵することもありました。中世になると、朝鮮(韓)半島の沿岸に出没して略奪を行う「倭寇(わこう)」が出現し、高麗王朝・李王朝は取り締まりを要請し、秀吉の朝鮮出兵もありました。
祐生が朝鮮(韓)半島に関心を持つのは、日韓併合の翌年1911年(明治44)1月、法勝寺尋常小学校長今岡美舟氏が慶尚道へ出向したことに始まります。以来、兵役等で朝鮮(韓)半島に渡る人たちも現地の風物を送ってくれるよう期待しました。次いで、1935年(昭和10)10月「釜山郷土玩具同好会」に知己を得た祐生は、早速入会して交流誌『土偶志』の表紙絵を担当するとともに原稿を送るなど積極的に雅交を深めました。主宰する清水完治氏は、祐生を「玩父」と称して親交しました。この人たちからは、異国情緒あふれる朝鮮(韓)半島郷土玩具等がもたらされました。
この度、祐生コレクションから朝鮮(韓)半島資料を展示しました。歴史の一端をご承知の上、朝鮮(韓)半島理解の一助にしていただけたら幸いです。
展示総数 359点(絵葉書、郷土玩具、ポスター等)
※とっとり県民カレッジ連携講座
【開催場所】南部町 祐生出会いの館
【開館時間】9:00~17:00
【休館日】火曜日
【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料
※( )は15名以上の団体料金
※身障手帳所持者と介護者1名無料
【お問合せ】
情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション
南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)
〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008
TEL/FAX 0859-66-4755
E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp
一覧に戻る