祐生出会いの館

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  • 企画展 2025.03.31

祐生コレクションーマッチラベル展

日本のマッチ産業は、1875年(明治8)旧金沢藩士の清水誠が会社を設立して端緒が開かれました。安価な労働力を背景に輸出産業として神戸、大阪で発展しました。当初から、マッチ箱に貼られた商標に描かれた絵柄に関心を持ち、収集する愛燐家、燐票家と呼ばれる人たちがいました。。燐票蒐集の大家と言われ、燐趣の普及に尽力したのは、福山碧翠氏でした。福山碧翠氏は、仲間とはかって1903年(明治36)「日本燐枝錦集会」を結成して、燐票貼付帳を見せ合ったり交換したりして楽しみました。

祐生がマッチラベルと出会うのは、1917年(大正6)大阪朝日新聞記者の青贒肇(あおかつなが)氏との交流に始まりました。1919年(大正8)には福山碧翠氏との交流が始まり、マッチラベルや「愛燐家番付」なども送られてきました。祐生収集初期のマッチラベルは丁寧に厚紙に貼って残されていて、今日では貴重なものばかりです。まさに祐生収集の面目がここにあります。

今日では生活の中で見ることの珍しいマッチですが、マッチラベル収集の時代のあったことを回顧いただき、時代の潮流の中で祐生の収集があった事をご理解頂ければ幸いです。

展示総数 925点(上貼票21点、輸出用614点、国内向け137点、趣味人87点、その他66点)

※とっとり県民カレッジ連携講座

【開催場所】南部町 祐生出会いの館

【開館時間】9:00~17:00

【休館日】火曜日 (4月29日(火)、5月6日(火)は開館し4月30日(水)、5月7日(水)に休館します)

【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料

※( )は15名以上の団体料金

※身障手帳所持者と介護者1名無料

【お問合せ】

情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション

南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)

〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008

TEL/FAX 0859-66-4755

E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp

 

 

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