祐生出会いの館

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  • 企画展 2025.06.03

選挙の熱気ー昭和3年第1回普通選挙展

1889年(明治22)大日本帝国憲法とともに公布された衆議院議員選挙法では、直接国税15円以上の納付者が有権者とされました。その総数は45万人で国民の1.14%にすぎませんでした。以後、普通選挙期成同盟会が結成されるなど国税要件撤廃が要求され、普選運動は社会に浸透し大衆化していきました。1922年(大正11)野党統一の普選案が提出され、主要新聞社も共同宣言を出して気運は最高潮に達しました。

1924年(大正13)5月の総選挙では護憲三派(立憲政友会、憲政会、革新倶楽部)が圧勝し、1925年(大正14)加藤高明内閣は25歳以上の男子を有権者とする普選法案を提出しました。普選法は3月29日に成立、5月5日に公布されました。有権者は、329万人から1241万人へと一気に約4倍となりました。

1928年(昭和3)2月20日に行われた第1回普通選挙の結果は、与党の立憲政友会217,これに対して立憲民政党216,無産政党8,実業同志会4,革新党3,その他18が議席を獲得しました。

このたび、祐生コレクションから第1回普通選挙昭和3年衆議院選挙の資料展を企画しました。祐生資料から、普通選挙黎明期を振り返り、来るべき参議院選挙に思いを致していただければ幸いです。

展示総数92点(ポスター58点、新聞31点、週刊誌3点)

 

※とっとり県民カレッジ連携講座

【開催場所】南部町 祐生出会いの館

【開館時間】9:00~17:00

【休館日】火曜日

【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料

※( )は15名以上の団体料金

※身障手帳所持者と介護者1名無料

【お問合せ】

情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション

南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)

〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008

TEL/FAX 0859-66-4755

E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp

 

 

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