祐生出会いの館

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  • 企画展 2023.06.19

「後藤渓流(文平)・木村三千代ー夫婦書画展」

後藤文平氏は東京都出身で、1964年(昭和39)米子北高等学校教諭として赴任しました。陸上競技110mハードルの選手で、国体に10年連続出場し、1969年(昭和44)長崎大会では鳥取県選手団の旗手を務めました。1985年(昭和60)鳥取県で行われた「わかとり国体」の時には、事務局表彰係副主任として大会を支えました。中国五県対抗陸上選手権大会でも活躍し、輝かしい競技歴があります。1971年(昭和46)、縁あって南部町東上の後藤家に入籍しました。

書道を始めたのは、同校の書道教師木村麗山との出会いでした。肉体的に衰えのくるスポーツと違って、奥行きの深い書に限りない魅力を感じたのでした。精進の甲斐あって、1988年(昭和63)からは書道担当教諭となり、2007年(平成19)まで勤務しました。80歳を過ぎた今日にあっても、求めに応じて各地の公民館講座等で書道の指導に当たっています。この間、1997年(平成9)鳥取県美術展奨励賞、2002年(平成14)「国民文化祭とっとり」では佳作入賞に輝きました。また、文部科学省公認検定試験審査員、鳥取県書道連合会西部地区理事、読売新聞紙上展審査員、鳥取県書写書道教育研究会幹事等を歴任し、書道の普及向上に努めました。

後藤三千代氏は、師である木村麗山門下に加わり、書の楽しみに惹かれました。「木村三千代」は雅号です。米子市展賞、県展奨励賞等を受賞し、今日では米子市展無鑑査、鳥取県書道連合会展無鑑査となっています。麗山門下となって40年、師匠の麗山没後、麗山書院の代表を務め、文化教室等でも指導に当たっています。一方、鳥取県書連、米子地区書連の常任理事として書道界発展に寄与しています。

後藤夫妻の書画作品から、夫婦で共通の趣味を持ち、互いに啓発しながら、楽しむ姿を感じていただければ幸いです。

展示総数 134点

後藤渓流(文平) 額装18点・凧5点・原画1点・色紙29点・軸2点・文房具20点・収集物23点・その他16点

後藤(木村)三千代 額装12点・屏風4点・軸4点

※とっとり県民カレッジ連携講座

【開催期間】令和5年6月17日(土)~8月21日(月)

【開催場所】南部町 祐生出会いの館

【開館時間】9:00~17:00

【休館日】火曜日

【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料

※( )は15名以上の団体料金

※身障手帳所持者と介護者1名無料

【お問合せ】

情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション

南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)

〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008

TEL/FAX 0859-66-4755

E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

 

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