祐生出会いの館

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  • 企画展 2024.01.29

「羽子板と双六で見るー昔の子どもの遊び展」

祐生が広い世界に憧れ、好奇心を高めていった背景には、高等小学校の担任の先生で横浜に転出した原虎男氏の影響がありました。原先生は、祐生に日記帖を送り、日記を書くように勧めただけでなく、雑誌を送って啓発しました。お蔭で祐生の記録は1908年(明治41)3月14日から開始されています。そして、優秀な生徒と見込んで『少年世界』『少女世界』を定期的に送ってくれました。祐生自身も『冒険世界』を始め各種雑誌を購入して、読書に親しみ知識を広げていきました。

祐生の残した双六は、多くが雑誌の新年号の付録です。当時の子どもたちの関心・憧れや将来の夢、大人たちの期待も表されています。大正末年のものには、夫婦で料理を楽しむ姿もあり、今日につながっています。

羽根つきに類似した遊びは世界にもありますが、羽子板による羽根つきは室町時代に始まる日本独特のものです。祐生が残し、今回展示した羽子板の中で、役者絵や御大典を祈念した豪華な押絵羽子板、久留米地方の大羽子板は、祐生購入のものです。限られた給与の中から、高額の費用を割いて、どうしても後世に伝えたい執念が伝わってきます。

祐生の残した羽子板や双六から、当時の世界共々、昔の子どもの遊びを思い返していただければ幸いです。

 

展示総数84点(羽子板43点 双六41点)

 

*とっとり県民カレッジ連携講座

【開催場所】南部町 祐生出会いの館

【開館時間】9:00~17:00

【休館日】火曜日

【入館料】一般:300円(240円) 高校・大学生:200円(160円) 中学生以下無料

※( )は15名以上の団体料金

※身障手帳所持者と介護者1名無料

【お問合せ】

情熱と知恵で集めた大正・昭和のコレクション

南部町 祐生出会いの館(緑水湖畔)

〒683-0343 鳥取県南部町下中谷1008

TEL/FAX 0859-66-4755

E-mail yusei_museum@yahoo.co.jp

 

 

 

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